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結婚相談所が抱えるリスクとは?運営者ができる対策を知って万が一に備えよう

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結婚相談所(結婚アドバイザー・仲人)運営においてはさまざまなリスクもありますが、事前に知っておくとスムーズな対応と早期解決ができます。

新しく結婚相談所を開設したときに直面する可能性のあるリスクと課題、対処方法について徹底的に解説していきます。

目次

結婚相談所を運営するリスク

どんな業種でも経営にリスクはつきもの。

ここでは結婚相談所ならではのリスクについての説明をしていきます。

とくに個人で開業した場合は集客、カウンセリング、会員管理、事務、クレーム処理などすべてをこなさなければいけません。

だれでも最初は不安に思うこともあります。

リスクを事前に知っておくことで、どんな場面でも落ち着いて判断ができますね。

いざというときに慌てないためにも、あらかじめ情報収集をしておくことをおすすめします。

初期費用とランニングコスト

まずは結婚相談所の各団体に加盟するための費用がかかります。

少なくとも数十万円から100万円以上です。

所属する団体によって特色があり、かかる費用も異なります。

自分の働き方やライフスタイル、性質に合ったところを選ぶといいでしょう。

その後はホームページの開設やパンフレットの作成など、初期投資が必要になってきます。

団体に支払う月会費、システム使用料、事務所をもつ場合は家賃などのランニングコストもかかりますね。

開業してすぐにたくさんの会員を獲得するのは困難ですので、運営資金には余裕を持たせておくと安心です。

法的リスク

婚活業界では、お見合いの無断キャンセルなどのルール違反にはペナルティ(罰金)がかかります。

それは迷惑をかけたお見合い相手やその結婚相談所への補償としてお渡しするためです。

万が一、自会員からペナルティの回収ができなかった場合は、各相談所の運営者が自費でお相手に支払わなければなりません。

そういったトラブルをなくすために、普段からしっかり会員に規則を守るよう伝えておきましょう。

入会前のカウンセリングであまりにも常識がない人やマナーの悪い人は、お断りするべきです。

会員欲しさに入会させてしまうと、別の会員にも迷惑がかかりますので十分に気を付けましょう。

ルールを守って真面目に婚活をしたい人だけを厳選することが大事です。

また、運営者は会員やお見合い相手の個人情報を適切に管理しなければなりません。

重要書類は鍵のかかる書類棚へ、処分するときはシュレッダーにかけます。

インターネットのセキュリティ設定にも気をつけてください。

IDやパスワードをしっかり管理して、PCやスマートフォンにはセキュリティソフトをインストールすることは基本です。

信頼して預けてもらった個人情報の流出を避けるために、万が一のサイバー攻撃にも備えておくと万全です。

対応がむずかしい会員

結婚相談所の入会を考える人は、いろんな事情から自分で結婚相手を見つけることがむずかしい人が多くいます。

たとえば仕事が忙しかったり、人見知りだったり、恋愛初心者だったり、ハイクラス会員でお相手にも同等レベル以上を求めているなど。

なにかしらその人自身の問題を改善する余地のある人が集まりやすいです。

婚活会員の魅力を向上しようとアドバイスをしても、すんなり受け入れてくれる人ばかりではありません。

若い結婚アドバイザーなら、親ほど年上の会員に教育と指導をすることも。

コミュニケーションスキルをアップして、しっかり信頼関係を築いていくとアドバイスを聞き入れてくれやすくなります。

結婚アドバイザーは優しく人当たりがいいだけではダメなのですね。

会員が幸せに成婚退会できるよう、ときには厳しく対処をしなければいけません。

うまく舵取りをしながら、プロデュースしていきましょう。

なかには持病や障がいのある人もいます。

そういった会員への配慮や対応も考え、成婚につなげていく工夫をしましょう。

手話や介護のスキルも役立つかも知れませんね。

運営者のストレス管理

ほどんどの婚活希望者は、真剣に結婚を考えている真面目な人たちですが、中にはマナーのない人もいます。

例をあげると…クレーマー、アドバイスを無視する、時間にルーズ、自己投資やデートの費用を出し惜しみする、外見や中身を改善しようとしない、無理な高望みをするなど。

ルールを守らない会員には強制退会を促すことができます。

また高齢の仲人はメールではなく電話を好む傾向があり、メールで済ませられることも電話対応が必要になりやすいです。

そうでなくても急なお見合いの変更やキャンセル、会員の悩み相談で夜間に電話することも。

オンとオフの区別をつけづらいと思うことがありますが、自分で休みを決めてしっかり休息をとりましょう。

男性会員によくある勘違いとは?「迷惑行為」はしっかり指導

50代の男性が、20代女性にばかりお見合いの申し込みをするなどの問題はよく起こります。

収入や社会的地位にかかわらず、親子ほど年が離れた人たちが結婚することは、この業界ではほぼありえません。

それだけ純粋に恋愛・結婚を考え、婚活している人が多いのです。

申し込まれたお相手からすれば「迷惑行為」と捉えられかねないので、自分の婚活会員はしっかり指導しましょう。

結婚詐欺師

レアケースではありますが、経歴詐称、公文書・私文書偽造などをして結婚詐欺師が入会しようとすることがあるようです。

とくに開設したばかりで不慣れな結婚相談所は狙われることも。

怪しい人は名前や住所をGoogle検索し、不審な点があれば入会を断りましょう。

わからないことは、ほかの結婚アドバイザーや所属団体に相談してください。

本当にあった結婚詐欺師被害

実際に個人で結婚相談所を開業された人のもとに、「外国でいくつも会社経営をしている。」などとよくしゃべる入会希望者が来ました。

人相や振る舞い、やたらと自慢話が多いことに違和感をおぼえたので調べてみると、過去に逮捕歴がある結婚詐欺師だったそうです。

そのうえ本当は既婚者でした。

独身証明も偽造していたのですね。

「まさか」と思うようなことでも、念のためにチェックしましょう。

もし結婚詐欺師と知らずに入会させてしまい、お見合い、交際、成婚をすると責任問題に発展してしまいます。

人をよく観察して、真面目な婚活希望者だけに入会してもらいましょう。

結婚相談所の運営者が乗り越えなければならない課題

ここでは、多くの人が最初に直面する課題について解説します。

自宅開業などでは1人でマルチに業務をこなすので、あらかじめ基本的なスキルを身につけておくといいですね。

どうしても苦手な分野は外部に委託することも考えましょう。

だれでも不得意なことはあるので、その方が効率よく得意なことに専念できます。

課題1:集客のむずかしさ

日本全国に結婚相談所の数は多く、ベテラン結婚アドバイザーがたくさんいます。

新規参入してもノウハウがないので、最初は苦労することが多いです。

マーケティングはとても重要。

自分の得意なことや個性を売りにしてPRしていきましょう。

また、もともとの人脈があれば活用するといいですね。

PC操作が苦手でも工夫次第で集客できる

アナログな宣伝だけで長年実績のある運営者もいます。

地域や結婚アドバイザーの個性によるところが大きいですが、たとえば中高年の会員にはパソコン操作より紙ベースのほうがいいと思われることも。

明るく社交的で愛されキャラの仲人さんは、行く先々の飲食店やお店でみずから宣伝していました。

ひとりひとりに笑顔で話しかけ、名刺を配り、世間話をするのです。

こういうことができるのも、この人ならではの強みですね。

最初からあきらめずに自分なりの工夫を。

トライ&エラーの繰り返しも大事な経験になります。

課題2:成婚(= 収益)につなげるまでの道のり

入会者が来たら、次はお見合いのセッティングに向けて活動します。

丁寧なフォローやカウンセリング、ほかの結婚相談所と交流し、まずはお見合いの成立を目指しましょう。

次に交際→真剣交際→成婚退会となれば、大成功です。

いきなりたくさんの会員を得ることはむずかしいので、まずは1人目の成婚者がでれば結婚アドバイザーとしてステップアップできますね。

成婚退会とは

お見合い相手と真剣交際をしたのち、2人が将来の結婚や一緒に退会することに同意すれば、成婚退会となります。

実際の婚約日、結婚式や入籍の日ではないので、覚えておきましょう。

結婚相談所会員の教育、指導

頑固な会員ともコミュニケーションをとり信頼関係を築くことで、アドバイスを聞き入れてもらえるように持っていきましょう。

会員の年齢や社会的地位に関わらず、最低限のルールを守ってもらうことは前提です。

「これぐらいは常識でしょう。普通はわかっているでしょう。」という思い込みをなくし、あたり前のことだと思っていても、1から説明することで、トラブルを減らせます。

「お見合い時間の10分前には到着してください。」など、具体的に示しましょう。

婚活アドバイザー・仲人のモチベーション維持

結婚相談所を開設したばかりで、すぐに向こうから入会希望者が来ることはまずありません。

自分から積極的にPR活動をしましょう。

それでもうまくいくとは限りません。

「いくら頑張ってもだれも来ない。」とネガティブになってしまうと、モチベーションが下がり辞めてしまう運営者もいます。

加盟団体の研修などに参加し、定期的に先輩アドバイザーや同期の人たちと交流すれば、モチベーションの維持に効果があります。

職場内の人間関係

会員だけでなく昔気質の仲人や、気難しい先輩との人間関係もあります。

ほかの結婚相談所とトラブルがあり心象が悪くなれば、以降そちらとのお見合いが組みづらくなってしまうことも。

ほとんどは親切な人たちですが、念のためコミュニケーションスキルを磨き、誠実な対応を心がけるようにしたいですね。

職業柄、みなさんお世話好きでおしゃべり好きです。

親しくなれば、悩み相談やアドバイスもしてくれますよ。

まとめ

結婚相談所の運営では、まずリスクや課題を認識し、迅速に対応し、適切に管理することが重要です。

そうすれば、万が一のことがあってもスムーズに解決することができます。

そのためには、事前にシミュレーションを行い、対策を考えておくとよいでしょう。

 

また、他のオペレーターと交流しながらアドバイスを受けるのもよいでしょう。

自分だけでは解決できない場合や緊急の場合は、所属する組織の本部や相談窓口に連絡しましょう。

担当者、顧問弁護士などの協力を得ることも時には重要です。

 

ここまで想定していれば、きっと大丈夫!仮に問題があったとしても、冷静に行動できるはずです。

日頃からリスクマネジメントを意識することで、安心して業務に集中することができますよ。

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執筆者

結婚相談所を開業しようと考えている方に向けて有益な情報を発信します。連盟選びから集客術、ビジネスモデル、効果的な運営方法まで、結婚相談所で儲けるために押さえておきたいポイントを徹底解説します。

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